耳の欠けたクロ

ずっとアートヴィレッジで外猫になっていたクロ
耳が欠けてペイントもところどころ剥げている
と.お客様「あの黒猫欲しいんだけど」
アゲ猫「あっあれは~耳が欠けちゃって...もうお売りできないんです。」
お客様「そうだと思った、耳が欠けててもいいです。」
「なんか可哀想だから連れて帰るよ」
なんという優しさなんだ!
そんなふうに思ってくれたんだ。
そして丁寧に修正して連れて帰って頂くことにした。
その話をそばで聞いていた9歳の男の子が言った。
「だから、なんか悲しそうな顔してるんだね」
あ~なんということなんだ
作り手の気持が離れかけていることを
みんなが教えてくれたんだね
ごめんねクロ
心を込めて修正するよ
正直ちょっと落ち込んだ今日この頃...
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